2010年02月12日

ベルグソンとショーペンハウエル哲学との親近性

「小林秀雄全作品・別巻感想(上)」(4)
--未完のベルグソン論--(1958)
小林秀雄
hideo kobayashi
1902-1983
平成19.3.10.2刷(新潮社)

<ショーペンハウエル哲学との親近性>
「彼ほど、芸術を重んじた哲学者はいまい。彼の最初の
著作から最後の著作に至るまで、彼の表現には、芸術が
至るところで援用されている。この点で、彼の哲学に
比肩する第一流の哲学は、ショーペンハウエルのもの
だけであろう。ショーペンハウエルの主著は、私の学生
時代姉崎正治氏の訳でよく読まれたものだが、当時の私
の漠然たる感銘は、後年、再読した折、ベルグソン哲学
の照明を受けた様に思われた。」

「もしベルグソンが、例えば、バークリの哲学に対して
行った様な照明を、ショーペンハウエルの仕事に対して
行ったなら、到るところに、親近を見付けたであろう。
それは、ショーペンハウエルの主著を開き、序文を読んだ
だけでも見付かるのである。」

panse280
posted at 23:20

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