2010年01月19日

量子コンピューター

「量子の新時代」
2009.7.30初版(朝日新書)

佐藤文隆1938-
sato humitaka
井元信之、1952-
imoto nobuyuki
尾関章1951-
ozeki akira

<量子コンピューター>
1994年、デイビット・ドイチェによれば250桁も
ある整数を素因数分解するのに、太陽系くらい
大きい巨大コンピューターを使っても宇宙の年齢
ほど長い時間がかかるが、量子コンピューターな
ら1/百万秒程度で済んでしまう。
今世紀後半、地球温暖化の予測で活躍するかも
しれない。

1985年、デイビット・ドイチェによって量子
コンピューターが発案されました。ドイチェは1957年、
エバレットが提示した「多世界解釈」を支持。

1984年、「量子暗号」がチャールズ・ベネットと
ジル・ブラサールによって発案されました。
2008年、「量子暗号」公開実証実験に成功。

<量子論のはじまり>
エネルギーは一つ、二つとデジタルで数えられる
という仮説が1900年、マックス・プランクによって
提唱された。量子論はここから始まった。

テレビ、携帯電話、パソコン、デジタルカメラから
原子力開発の基礎まで量子力学が使われています。

マクロ世界を体系化したのが古典物理学であり、
ミクロ世界を体系化するのが量子物理学である。
マクロ世界がミクロ世界の集積であるならば、
古典物理学がミクロ世界を説明できなくても
量子物理学はマクロ世界を説明出来なければならない。

<量子力学の三つの解釈>
1 コペンハーゲン解釈(量子力学と古典力学が混在する)
「人は見ている場合」と「人が見ていない場合」の二本立て。
2 多世界解釈(古典力学の世界は存在しない)
人が見る見ないという「観測問題」および「波束の収縮」
をクリアした「私」がいる世界が限りなくある世界。
3 ボーム解釈(すべてを古典力学で考える)
アインシュタインの相対論を満たさないことが「アスペの
実験」で証明されてから、話題にのぼらなくなりました。

「コペンハーゲン解釈」と「多世界解釈」の違いは一つです。
それは「測定器は特別な存在」という仮定を置いているか
いないかということです。

最も欠点の少ない「多世界解釈」の弱点は、粒子の数が
増えれば増えるほど、干渉縞の間隔が小さくなってしまう
ことです。
プランク長さ(1.6cmの一兆分の一の一兆分の一の10億分の一)
より短くなってしまったら、それでも縞は残っているという
根拠は現在の科学では保証されません。

panse280
posted at 20:05

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