2010年01月11日

死による批評

林房雄1903-1975
fusao hayashi
三島由紀夫、1925-1970
yukio mishima

「対話・日本人論」(23)
昭和41(1966)年10月20日初版(番町書房)

<死による批評>
(三島)
「日本人の最高のものに対する批評の形式というのは
、死しかない・・・
日本人は、最高の批評の形式というのは、ことばのない
ものでしかないという考えがどこかにある。それは、禅
の不立文字からきたものばかりではないと思います。
・・・
小林秀雄さんの批評などは、ある意味でおのれを
むなしくするのが批評だということが、小林さんの
批評の根本的な考え方のように思うのです。
ですから小林さんは、いつでも対象を分析しようと
思ったり、対象を論理的に解釈しようと思ったりした
ことは一度もないでしょう。
・・・
アメリカ人には絶対わからない。だいたい西洋の批評と
いうのは、命が惜しいということですからね。」

panse280
posted at 19:19

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