2009年12月30日

行動哲学

林房雄1903-1975
fusao hayashi
三島由紀夫、1925-1970
yukio mishima

「対話・日本人論」(13)
昭和41(1966)年10月20日初版(番町書房)

<行動哲学>
(三島)
「国学でも宣長の幽顕思想は、幽界顕界がそれぞれ
所を得て分かれている。これは静態学的ロジックで、
行動の原理にはならない。篤胤へ来ると、「玉襷」
などそうだが、幽顕一貫ということになって、
ここではじめて行動哲学になるのです。神風連の
思想的師父の、林櫻園の「宇気比考」へ来れば、
さらに一歩をすすめて、すべて神意のまにまに、と
いうことになり、行動哲学の動態性が完成する。」

panse280
posted at 15:25

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