2009年10月27日

一読したい「福沢諭吉」(小泉信三)

林房雄1903-1975
fusao hayashi

「日本への警告」(18)
昭和44(1969)年2月10日初版(日本教文社)

<一読したい「福沢諭吉」(小泉信三)>
「私は左翼かぶれの大学生だったから、日本の
マルクス学者の「福沢は日本資本主義への道を
開いたブルジョア・イデオローグだ」という説
を鵜呑みにして、福沢の著作さど読む必要がない
と思っていた。その後、十数年を経て、私はたい
へんおくればせながら愛国心の何物たるかを知り、
愛国陣営に、移行したが、ここでもまた福沢は
文明開化論者で、西洋に心酔して日本の国体の
本質を忘れ去った犯罪的思想家だという説が支配
していた。私はそういうものかと思って、せっかく
買った「福沢全集」も開かずに戦争中をすごして
しまった。
敗戦後は突如として民主主義の家元あつかいされ、
GHQの兵隊学者や日本の左寄り学者どもが福沢を
かつぎまわるので、ますますいやになって、読む
のをやめた。
本腰になって読む気になったのは、小泉(信三)
先生に啓発されたせいもあって、つい最近数年間
のことである。」


「小泉信三先生が死の直前に書いた
「福沢諭吉」(岩波新書)を読めばよくわかる
ぜひ一読していただきたい。」

panse280
posted at 21:37

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