2009年10月16日

三つの維新

林房雄1903-1975
fusao hayashi

「日本への警告」(7)
昭和44(1969)年2月10日初版(日本教文社)

<三つの維新>
「「明治維新」と「昭和維新」と「第三維新」には、
一つの共通点がある。即ち外国の侵略から日本を
守るため、天皇を中心とする強力な国民的団結を
作れという点である。」

「西欧の植民主義は、明治維新の前に日本を潰す
つもりだったのが潰れなかったので、七十年後に
再び日本を潰しにかかった。日本人はもう一度、
天皇の周りに結集して強力な国民的団結を作らな
ければ、滅ぼされてしまうという予感によって
起こったのが昭和維新運動である。」

「共産諸国の脅威が「第三の維新」の原因だと
いえる。」

注)「昭和維新」
「幕府的存在」を仮定して当時の財閥と政党、軍閥
の首脳部を天皇の名において倒すことを、目的に
していた。北一輝、大川周明などの理論を受け入れた
将校、右翼と呼ばれる民間人が、この目的のために
挺身して失敗している。

「第三維新」の目標は、「マッカーサー憲法」に
よって弱化された天皇大権の復活である。

panse280
posted at 21:23

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