2009年10月09日

近代人としてのショーペンハウアー


「世界の名著 ショーペンハウアー」(4)
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
西尾幹二訳(中央公論社)
昭和50年8月30日初版

--ショーペンアウアーの思想と人間像--(3)
(西尾幹二)より

<近代人としてのショーペンハウアー>
「ショーペンハウアーは1819年というこの早い時期
に、すでに百年後の世界大戦を彼なりの表現で予言
しているのである。さらにまた人類が戦争に疲れた
後に、やがてやってくる恐るべき文明の退屈と福祉
国家のむなしさと、そうしていつか地球全体を蔽う
であろう人口過剰と食糧危機をも、その根源におい
て予告している。彼はわれわれの時代に近い思想家
である。」

<キリスト教異端思想への傾斜>
「エックハルト、タウラー、ベーメ、「ドイツ神学」
(作者不詳)、アンゲルス・ジレージウス、そして
ギュイヨン夫人やフェヌロンといったキリスト教
異端思想への傾斜は、ショーペンハウアーを貫流し
ているもう一つの、あまり目立たないが、中心的な
部分であると思う。」

panse280
posted at 21:20

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字