2009年10月07日

誤解されるショーペンハウアー

「世界の名著 ショーペンハウアー」(2)
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
西尾幹二訳(中央公論社)
昭和50年8月30日初版

--ショーペンアウアーの思想と人間像--(1)
(西尾幹二)より

<誤解されるショーペンハウアー>

=厭世主義者ではない=
・ショーペンハウアーは厭世主義だと言われるが
彼の主著にはペシミズムという言葉は一度も
使われていないし、自らもペシミストだと主張
したこともない。

=自殺を薦めてはいない=
・ショーペンハウアーは自殺を肯定していない。
・ショーペンハウアーは人生・学芸・法律・科学
万般にわたって論陣を張っている体系思想家で、
自殺論はその中のわずか一部(第69節)にすぎない。

=女の敵ではない
・小栗風葉が「青春」(明治38)の中で、また
田山花袋が「妻」(明治41)の中で、ショーペン
ハウアーの恋愛論をめぐって小説の主題を展開さ
せている。
・彼はいわゆる「淑女の敵」といわれたが、女の
敵ではなかった。彼の女性蔑視論はすこぶる健全
である。


panse280
posted at 20:19

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