2009年10月02日

ブッデンブローク家の人々

「心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉」(3)
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
金森誠也訳編(PHP研究所)
2008年4月7日第1刷

<流行>
「世間で流行している愚劣さから脱却できれば、
心の安定と明朗は信じられないほど大きくなり、
立ち居振舞いも従来よりはるかに確実になり、
あらゆる行動も一層とらわれない、自然なもの
となるだろう。」

<トーマス・マン>
トーマス・マンは1918年「非政治的人間の考察」
の中で次のように述べています。

「郊外の住宅の一室がいまも私の脳裏に浮かんで
くる。私は十六歳のとき、奇妙な形のソファーに
寝ころんだまま「意志と表象としての世界」を
読んだ。孤独で不規則な生活をしながら世界を
求めると共に死を願う青年は、この形而上学の魔
の飲み物をのんだのだ。この形而上学の深奥の
真理は性愛であり、私はそのなかにワーグナー
の「トリスタン」音楽の精神的源泉を見出した」

1901年、25歳で完成した「ブッデンブローク家の
人々」にの主人公がショーペンハウアーの「死
および死とわれわれの本質自体の不死性との関係」
を読み、衝撃を受ける様子が描かれています。

panse280
posted at 21:54

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字