2009年09月21日

ショーペンハウアーとシェーンベルク

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショーペンハウアー」(5)
リュディガー・ザフランスキー(法政大学出版局)
山本 尤訳1990年1月17日発行


<シェーンベルク>
「後にワーグナーよりはるかに厳密に、シェーン
ベルクはショーペンハウアーの音楽哲学を受け継い
で、音楽が何ものかを表現することを一切断念する
ように要請している。音楽の”真実”は純粋に自己
に関連しているからである、という。」

<ワーグナーさん、音楽をやめなさい>
ワーグナーから「ニーベルンゲンの指輪」を贈られた
とき、ショーペンハウアーはその使いの者にこう
伝えている。
「あなたの友人のワーグナー氏にニーベルンゲンを
贈っていただいたことに対する私の感謝の言葉を
お伝えください。もっともワーグナー氏は音楽は
おやめになった方がいいのではないでしょうか。
詩への才能の方が大きいからです。私、ショーペン
ハウアーは、ロッシーニとモーツアルトの愛好者
です・・・」(G,199 p588)

panse280
posted at 18:25

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字