2009年09月12日

主著の出来上がるまで

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショーペンハウアー」(1)
W.アーベントロート(ロロロ伝記叢書・理想社)
伴一憲訳1983年1月15日発行


<主著の出来上がるまで>
主著:「意志と表象としての世界」

「私の手元でというよりも私の精神のなかで一つの
作品つまり一つの哲学が芽生えている。倫理学と
形而上学とが一つのものになっているような哲学が。
・・・その作品は育ち、次第にゆっくりと形を成して
ゆく。それはあたかも子供が母親の胎内で発育する
ようなものである。初めに何が生じ、終わりに何が
生じたかを、私は知らない。・・・私は胎内でだんだん
と形を成してくる手足の一つ、血管の一つ、身体の部分
の一つ一つに次々と気づく。つまり私はそれがどの
程度全体に適合するだろうかということには気にも
かけないで、私は書き留めている。なぜなら、それら
全てのものが一つの基礎から発生していることを私は
知っているからである。こうして一つの有機的全体
が成立する。そしてこのようなもののみが生きること
ができる。」

「私の哲学全体は、世界は意志の自己認識である
という、この一表現に集約せれうる。」



panse280
posted at 23:50

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