2009年09月07日
トルストイが語るショーペンハウアー
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショーペンハウアー」(1)
遠山義孝(清水書院:人と思想)
昭和61年8月30日発行
<トルストイ>
ショーペンハウアーのロシア語訳を出した
A.フェト.シェンシンという人の「思い出の記」
によると、トルストイはこの友人フェトに対し、
「ショーペンハウアーの偉大さと、それに私が
いまだかって感受しなかったような数々の精神的
な享楽とが、私をすっかりとらえてしまった。
私が自分の考えをいつの日か変えるようになるか
どうかは、わからないけれど、今私はショーペン
ハウアーが、人間にあって最も天才的な人物で
あると確信する。ショーペンハウアーを読みな
がら、私にはなぜ彼の名前がうずもれていたのか
理解できない。これに対する唯一の説明は、よく
いわれるように、世間にはほとんど馬鹿しか存在
しないということである。」
arthur schopenhauer
「ショーペンハウアー」(1)
遠山義孝(清水書院:人と思想)
昭和61年8月30日発行
<トルストイ>
ショーペンハウアーのロシア語訳を出した
A.フェト.シェンシンという人の「思い出の記」
によると、トルストイはこの友人フェトに対し、
「ショーペンハウアーの偉大さと、それに私が
いまだかって感受しなかったような数々の精神的
な享楽とが、私をすっかりとらえてしまった。
私が自分の考えをいつの日か変えるようになるか
どうかは、わからないけれど、今私はショーペン
ハウアーが、人間にあって最も天才的な人物で
あると確信する。ショーペンハウアーを読みな
がら、私にはなぜ彼の名前がうずもれていたのか
理解できない。これに対する唯一の説明は、よく
いわれるように、世間にはほとんど馬鹿しか存在
しないということである。」