2009年08月21日

幸福について(橋本文夫訳)

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「幸福について」
新潮文庫(橋本文夫訳)昭和44年10月15日発行
本書は「Parerga und Paralipomera」第一巻の中の
「Aphorismen zur Lebensweisheit」の全訳である。

目次
第一章 人間の三つの根本規定
第二章 人のあり方について
第三章 人が有するものについて
第四章 人の与える印象について
第五章 訓話と金言
第六章 年齢の差異について

<解説より>
現代に生きるわれわれに切実な点だけをあげれば、

第一:キルケゴール、ニーチェ、トーマス・マン
などを貫く孤独な超人という思想の萌芽がみられること。
衆愚と優越者との超えがたい溝、哲学的にいえば生きよう
とする意志のみに生きる者の社会と、知性・精神に生きる
者の孤独との対立。

第二:著者が古代インドの「梵は我なり」すなわち
仏教の「一即一切」の悟りを開いてること。
この東洋的な空観に窮極の安心立命を求めようとしている。

第三:随所に見られる著者の科学的精神。

panse280
posted at 20:14

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