2009年08月17日

キリスト教は東洋起源

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウエルの対話」(9)
(相原信作訳編)アテネ文庫昭和27年3月30日再版

<ショウペンハウエルの
フラウエンシュテットとの対話1846-1847年>(7)

<キリスト教は東洋起源>

ショウペンハウエルは言う。
「キリスト教における真理なるものはすべて東洋
起源だ。たとえば神というのは旧約のエホバである
が、エホバはすなわちペルシャのオルムゾド(
アフラ・マズダー (Ahura Mazd?)、ゾロアスター
教の最高神)であり、これはまた天の神たる
インドラ(古代インドの最高神)である。
エジプト人はもともとヒンズーの植民であって、
従ってその宗教の中にインド的なものに類する要素
が多い、その階級制度もそこから来ているのだ。
私は、たとえばユダヤ人がペルシャの宗教を受け
入れたという彼の話にせよ、固有の宗教をもった
民族全体が、他の異民族に接触してその異民族の
宗教を容易に受け容れるなどということが納得
出来ないといった。
ショウペンハウエルは答えた。「ユダヤ民族は
バビロンに虜囚となる以前には、全然固有の宗教
をもっていなかったんだ。征服者は被征服民に
向かって自己の宗教を押しつけるものなのである。
たとえば元をただせばマホメットによって設立され
た一宗派にすぎないマホメット教があんなに広がった
のは、征服によったのである。」

panse280
posted at 20:50

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