2009年08月12日

なぜ、人の悪口をいうのか?

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウエルの対話」(4)
(相原信作訳編)アテネ文庫昭和27年3月30日再版

<ショウペンハウエルの
フラウエンシュテットとの対話1846-1847年>(2)

<計算されていた罵詈雑言>
ショウペンハウエルの罵詈雑言は告訴沙汰に
ならないように、親しい法律家にあらかじめ
相談していた。

<なぜ、人の悪口をいうのか?>
「哲学連中のウソが認識の根拠から出ているのなら、
それは学問的客観的に反駁すべきであろう。しかし
奴等のウソはある下心の動機かた出ているのだ。
それで私はどうしてもこの下心の動機を暴露しない
わけにはゆかないのだ。」

<この世界は存在しないほうがよかった>
「「この世界は存在しないほうがもっと良かった」
という私(ショウペンハウエル)の主張は廃れること
はなうだろうよ。」彼は毎日の新聞が報ずる恐ろしい
椿事などを挙げて言うのであった。「今日はここ、明日
はあちらというように、世界のどこかで殺人、破壊、
殺戮、難破などの起こらない日はない。」


panse280
posted at 20:33

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