2009年07月26日

ゲーテ「親和力」

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集別巻」(410)
--「生涯と思想」--(15)


「ショーペンハウアー,1938」
(トーマス・マン)より(19)

<ゲーテ「親和力」の一場面>
「ゲーテは、この小説の中で、オティーリエに
初めて会った時からすでに一目惚れをしてしまった
エードゥアルトにこう言わせている。
「話していておもしろい娘(こ)だね」、
これにたいして、妻のシャーロッテは、
「話していておもしろいですって!
あの娘(こ)は、一言も口をきかなかったじゃ
ありませんか」と答えるのである。
ショーペンハウアーは、この個所を読んで、きっと
わが意を得たりと喜んだに違いない。
この個所は、人はあることを善だと認識するから
それを欲するのではなく、それを欲するから善
だと思うのだという彼の命題を裏書きする、
優美な、まだ古典主義的で明朗なさし絵だと
いってよい。」

panse280
posted at 20:48

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