2009年07月23日

トリスタンとイゾルデ

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集別巻」(407)
--「生涯と思想」--(15)


「ショーペンハウアー,1938」
(トーマス・マン)より(16)

<トリスタンとイゾルデ(ワーグナー)>
--知性には見向きもしないワーグナー--
「「トリスタン」がショーペンハウアー哲学の
影響を受けているということには、従来から
反論がある。「意志の否定」ということを問題
にする限り、この反論は正しい。というのは
「トリスタン」は、愛の詩なのであって、意志
は、愛において、性において最も強く自らを
肯定するものだからである。しかし、まさに愛
の神秘劇としては、この作品は、徹底的に
ショーペンハウアーの色に染められている。
この作品は、ショーペンハウアーの哲学から
いわばエロスの甘味、陶酔のエキスを吸い取って
いるが、その知性には見向きもしないのである。
芸術家は、哲学とこのように付き合う。芸術家
は、哲学を芸術家の流儀で、つまり情念的に
「理解」する。」

panse280
posted at 20:48

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