2009年07月18日

倫理学の発端--君は、世界の中心である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集別巻」(402)
--「生涯と思想」--(15)


「ショーペンハウアー,1938」
(トーマス・マン)より(11)

<倫理学の発端--君は、世界の中心である>
「君は、世界の中心である。・・・他の人間たち
の身に起こることは、・・・小さな重要性しかも
たない。それは、君にとって痛くも痒くもない。
これは、自然的な、頑固な、まったく無明のエゴイ
ズムの観点であり、個別化の原理のなかに無条件
にとらわれた立場である。
この原理の正体を見破ること、この原理がもつ業腹
な、真理を隠蔽する性格を観照的に認識すること、
<われ>と<なんじ>との間になんの差別もない事
をおぼろげながらも感得すること、森羅万象の中に
ある意志が同一のものであることを感情によって
洞察すること、これが、あらゆる倫理学の発端で
あり、その本質である。」

panse280
posted at 20:13

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字