2009年06月29日

ショーペンハウアーとモンテーニュ

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集別巻」(384)
--「生涯と思想」--(8)


「教育者としてのショーペンハウアー」
(ニーチェ)より(2)

<ショーペンハウアーとモンテーニュ>
「語り手の力強く快い感覚は、その声の最初の
調子によってわれわれを魅了する。・・・
われわれは深呼吸をして、すっかりいい気分に
なる。・・・他方、ショーペンハウアーの多少
熊を思わせるような粗野な心魂は、良しとされて
いるフランスの著述家たちの柔軟性や、礼儀正しい
優雅さが、無用かつ軽蔑すべきものであることを
教える。・・・ショーペンハウアーの表現は、そこ
ここで多少ゲーテを想起させるが、一般にドイツの
他の模範とはかかわりがない。それというのも彼が、
深い意味のあることを単純にのべ、印象深いもの
でも修辞を用いず、厳密な学問的なことでも衒学的
にならずに表現するすべを、理解していたからで
ある。
・・・
誠実さにおいてはショーペンハウアーにひけをとら
ないばかりか、彼以上だと私が評価する、ある
著述家がいる。それはモンテーニュである。
・・・
ショーペンハウアーはモンテーニュとともに、誠実
さ以外にもうひとつの特性を共有している。それは
現実に人を明朗にさせる快活さという特性である。」

panse280
posted at 20:02

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