2009年06月18日

顔は口よりも多くを語る

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(14)」(373)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(46)
--Parerga und Paralipomena--
--人相学によせて(1)--

<顔は口よりも多くを語る>
「顔のほうが口よりもたくさんの事を語るし、
おもしろいことも言ってくれる。というのは、
顔は、その人がこれからさきどんなことを口に
し、何を考え、どういう行動に出るかを要約し
た便覧みたいなものだからだ。
・・・
全ての人が暗黙裡に出発点としている原則は、
「各人はその面構えどおりの存在である」という
ことであり、この原則は当たっている。」

<第一印象を書き留めること>
人相を読むことは難しい。ひとたび付き合い
だすと、主観的なものが混じり、精確に読む
ことはさらに難しくなる。
「人相が判読できる可能性のあるのは、厳密に
いえば初対面の時だけだ。・・・
だから第一印象には注意する必要がある。これ
は覚えておくべきであり、それどころか、自分
にとって個人的に重要な人物の場合ならば、
第一印象を書き留めておくべきだ。」

「初対面などというものは、たいがいの場合、
きわめて不愉快なものだ、・・・
繊細な感じをもっている人たちにとっては、
はじめてお目にかかるどの顔も、一種の驚愕
に似た感じを引き起こす事になると私は思う。
・・・
ただ徐々にそれに慣れて、その印象がすり切れて
はじめて、その感じがなくなるだけなのだ。」

panse280
posted at 21:18

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