2009年06月15日

女に不利な一夫一婦制

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(14)」(370)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(43)
--Parerga und Paralipomena--
--女について(11)--

<女に不利な一夫一婦制>
ルターの宗教改革(それは僧侶の結婚を
正当化する改革。内縁関係が認められてい
なかった。)以後、一夫一婦制がヨーロッパ
に蔓延することになった。
そのことによって多くの女性が結婚できないとい
う事態になった。
「こういう女たちは、上流社会では無用な老嬢
となって徒食するわけだが、下層社会では
不相応な重労働に従ったり、あるいは売春婦と
なって、なんの楽しみもない恥ずかしい生活を
送るのだ。・・・ロンドンだけでもこういう
街の女が八万人もいる。これら売春婦は、
一夫一婦制のために最もおそろしい被害を受けた
女たち、まさに一夫一婦制の祭壇に捧げられた
人身御供でなくて何であろうか。
・・・
女性全体から見れば、一夫多妻制のほうが実際
には有利である。
・・・
モルモン教に改宗する者があのように多いと
いうのも、まさに自然に反する一夫一婦制を
廃したせいであるように思われる。」

panse280
posted at 20:05

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