2009年05月20日

ドイツ語の堕落

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(14)」(344)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(17)
--Parerga und Paralipomena--

<ドイツ語の堕落>
「無知な三文文士どもは、一八四0年代において、
現在完了と過去完了をドイツ語から完全に追放し
てしまった。彼等は、お気に入りの簡潔さのために、
完了形をすべて過去形でまにあわせるのである。
こうして不完了過去がドイツ語の唯一の過去形に
なってしまった。これはたんに語句の正しい
ニュアンスや文法を犠牲にするばかりではなく、
全くのナンセンスがそこから生じるから、人間
悟性のすべてを犠牲にするものだ。これは例の手口
によるあらゆる言語破壊のうちで、最も破廉恥な
ものだ。」


参考:
「彼(ショーペンハウアー)は今日に到るまで、
ドイツの散文家の中での最も厳しい模範であり、
如何なる者も、彼ほど真剣に、言葉と、言葉が
課する義務とを、考えたことはなかった。」
(ニーチェ)

「気ままに暮らすのはいやしいことだ。高貴な者
は秩序と法則に向かって努力する。」
(庶出の娘」ゲーテ)

panse280
posted at 20:31

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