2009年05月14日

作家の心得

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(14)」(338)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(11)
--Parerga und Paralipomena--

<作家の心得>
「著者たるものは、・・・自分の持っている以上
の精神を示そうなどという、はた目にもわかる
ような努力におちいることを、最も警戒すべき
なのだ。こういうことをすると逆に、精神の極めて
乏しい著作ではないかという疑いを読者の心の中に
呼び起こすからだ。」

「真の思想家は、その思想をできるかぎり純粋・
明瞭に、確実・簡潔に表現しようと努力するのが
見られる。したがって、単純さは、真理のみならず、
天才の目印でもあったわけなのだ。」

「よき文体の第一の規則、・・・
発言すべきなにかを持っていること。」

panse280
posted at 20:47

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