2009年05月03日

ホメロス・ゲーテ・バイロン

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(13)」(327)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(44)
--Parerga und Paralipomena--

<ホメロス・ゲーテ・バイロン>
「ホメロスでは、・・・もろもろの対象を、人間
の事象や気分に侵されないままにしておくのである。
彼の主人公たちが歓呼しょうと悲歎に沈もうと、
自然は一切かまわずその歩みをつづける。これに
反して主観的人間には、主人公が悲しむ時には、
自然はすっかり暗鬱に見えるのだ。ホメロスは
そうは思わないのだ。

現代の詩人のなかでは、ゲーテが最も客観的であり、
バイロンが最も主観的だ。」

panse280
posted at 19:12

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