2009年04月24日

俗事には意志を、芸術には無意志を

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(13)」(319)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(36)
--Parerga und Paralipomena--

<俗事には意志を、芸術には無意志を>
「国事・戦争・経済・貿易・あらゆる種類の陰謀
などでも、当面の問題のあらゆる動機と帰結を
精確に追跡すべく、知性にその全力を発揮する
よう強制するのは、はげしい欲求をもった意志に
ほかならない。
・・・
(しかし)事物のイデア、そしてどういう美術
の仕事の根底にも必ずあるに決まっているものを
把握するにあたっては、事態は全く別になるので
ある。すなわち前の場合には、意志は役に立ち、
不可欠でさえあったのに、こんどはひっこんで
もらわねばならぬのだ。
・・・
人間のいだく意志や目的、またその個性といった
ものが完全にはずされた純粋認識の状態において
のみ、事物の(プラトン的)イデアが把握される。」

panse280
posted at 21:06

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