2009年04月14日

ヨーロッパとは何か

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(13)」(309)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(26)
--Parerga und Paralipomena--

<ヨーロッパとは何か>
「もしアジア高原地方の人が「ヨーロッパとは
何か」と私に尋ねたとしたら、私は彼にこう
答えざるをえないだろう「ヨーロッパとは、
人間の誕生が人間の絶対始原で、人間は無から
発したという前代未聞の信じられないような
妄想にすっかりとりつかれている大陸だ」と。」

<キリスト教固有の欠点>
「キリスト教は不自然にも、人間が本質的にそこ
に所属している動物界から人間を切り離し、動物
をまさに事物と見て、人間だけを認めようとして
いる点だ。ところがバラモン教や仏教は、事の
真相に忠実に、人間が全般的に自然全体とつながって
いること、とりわけ動物界とは著しい親縁関係に
あることを断固として承認し、輪廻その他の方法に
よって、常に人間を動物界と緊密なつながりのうち
に説明しているのである。」
(第百七十七節 キリスト教について)

panse280
posted at 20:24

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