2009年04月08日

キリスト教徒にあらずば人間にあらず

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(13)」(303)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(20)
--Parerga und Paralipomena--

<十字軍>
「愛と寛容を説いた人の墓を占拠しようと、「神意
のままに」という鬨(とき)の声をあげながら、
まったく許し難い殺戮が二百年もつづいた。」


<キリスト教徒にあらずば人間にあらず>
「ムーア人やユダヤ人をスペインから無慈悲にも
追放して根絶したことを考えてみたまえ。
聖バルトロメウス祭のユグノー派の虐殺、宗教裁判、
その他の異端糾問、三大陸にわたる回教徒の血な
まぐさい大規模な占領など、・・キリスト教徒の
アメリカ占領、・・キューバ島では全員殺戮だ。
ラス・カサスによると、彼等は四十年間に千二百万人
を殺害したという。それがあたりまえと受け取られた
のは、「神の栄光を増さんがため」、福音を普及
せんがためであり、とりわけキリスト教徒でない者
は人間扱いもされなかったせいなんだ。」

<インドでも>
「そこではまず回教徒が、つぎにはキリスト教徒が、
人類の原始信仰の信者たちに対してじつに身の毛も
よだつ暴行をあえてしたのだ。・・・その後、これ
に敗けまいとして、ポルトガルのキリスト教徒たち
も、寺院を破壊したり、ゴアの宗教裁判で火刑を
やったりしたのだ。」

panse280
posted at 22:50

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