2009年02月25日

災いは忍耐力の訓練である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(264)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(56)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--D 世の動きと運命に対するわれわれの態度について--

<災いは忍耐力の訓練である>
「われわれを毎時間ごとに悩ます小さな災厄は、大きな
災厄に耐える力を幸福な状態にあるときでも決して
衰えさすことのないようわれわれを訓練すべく定められ
たものとみることができる。
日々のつまらない災い、人間と付き合っているうちに
生ずる諍(いさか)い、ものの数にも入らないような
争い、他人のあつかましさ、陰口などに対しては、
人はおのれの体を角のように堅いものにしたジーク
フリートにならなくてはならない。
この種のものを気にかけたり、まして心を煩わし、これ
について思い悩んだりしてはならず、むしろこの種の
もの全てにとらわれることなく、道ばたにある石の
ように思い切りよく投げ飛ばし、決して胸の中に納めて
繰り返し頭を悩ましたりすることがあってはならない。」

panse280
posted at 21:31

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