2009年02月24日

隣の芝生は青く見えるが・・・

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(263)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(55)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--D 世の動きと運命に対するわれわれの態度について--

<隣の芝生は青く見えるが・・・>
「人間の生活はそれがいかなる形式をとろうとも、
常に同じ要素であり、したがって本質的にはどこで
も同じである。小屋で暮らそうと、宮廷や修道院で
暮らそうと、あるいは軍隊で過ごそうと、いずこも
同じということである。
・・・
われわれの生活の動きは万華鏡の中の像に似ている。
われわれは万華鏡の筒を回転させるごとにそれぞれ
異なった像を見るが、もともとは常に同じものを
見ているのだ。」

<常に反対の事をイメージせよ>
「人は常に時間の働きと、事物が変わりやすいことを
念頭におき、現在生起する事すべてについて、それと
反対のことを想像すべきである。
すなわち、幸せの時には不幸を、友情をもっている時
は敵意の事を、よい天候の時は悪い天候を、愛してい
る時は憎しみを、人を信頼しものを打ち明ける時には、
裏切られ後悔する事をというように、逆の事を生き生
きと頭の中に描き出すべきである。
・・・
これによってのみわれわれは、時に働きかけを予知する
ことができるであろう。」

panse280
posted at 21:30

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