2009年02月12日

ひきこもりはキレやすい?

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(251)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(43)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--B われわれ自身に対するわれわれの態度について--

<孤独がもたらす不利益について>
--ひきこもりはキレやすい?--

「年中、持続的に家の中で暮らすと、われわれの肉体
は外からの影響にきわめて感じやすくなり、ちょっと
冷たい空気にさらされてもすぐに病的な衝撃を受ける
ように、長い間、人と離れて孤独に暮らしていると、
われわれの心はあまりにも感受性が鋭くなり、まったく
取るに足らないような出来事や他人の言葉はおろか、
単なる表情ひとつで不安になったり感情を害されたり
そこなわれたりする。一方、いつも雑踏に中にいる人
は、この種のことに全く気付きもしないものだ。」

panse280
posted at 21:24

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