2009年02月10日

ヤマアラシの寓話

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(249)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(41)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--B われわれ自身に対するわれわれの態度について--

<ヤマアラシの寓話>
「社交性は、おそろしく寒いときに人間どうしが体を
くっつけあって肉体的に暖めあうのとちょうど同じよ
うに、人間どうしが精神的に暖めあっている状態と見る
ことができる。だがおのれの内に精神的な暖かさを備え
ている人は、なにもこうして他人と群居する必要はない。
こうした意味合いをこめて私は寓話(ヤマアラシ)を
作った。」

「人それぞれの社交性は、その人の知的価値とおおよそ
正反対の関係にある。」

「われわれの災いのすべては、一人でいることができない
ことから生ずる」
(ラ・ブリュイエール)

panse280
posted at 20:54

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