2009年02月06日

日記のすすめ

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(245)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(37)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--B われわれ自身に対するわれわれの態度について--

<昼間行ったことを夜、就寝前に十分吟味せよ>
--ピュタゴラスの法則--

<日記のすすめ>
「仕事や遊びにかまけて、おのれの過去を反省もせず
に暮らし、むしろおのれの生をたえず駆け足で過ごし
ていく人々は、はっきりと物を考える訳にはいかなく
なる。そうした人たちの気持ちは混沌としており、思
想もある程度混乱してくる。このことは、彼らの会話
が唐突かつ断片的であり、いわばこま切れの状態に
なっていることによってすぐに証明される。こうした
状態は、外からの不安が大きくなり、外からの諸々の
印象の量が増えるほど、また本人の精神の内的活動が
少なければ少ないほど、はっきりした形をとることに
なる。」

panse280
posted at 20:43

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字