2009年02月05日

全ての制限は人を幸せにする

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(244)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(36)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--B われわれ自身に対するわれわれの態度について--

<全ての制限は人を幸せにする>
「全ての制限は人を幸せにする。われわれの視野、
それにわれわれが活動し接触する範囲が狭ければ
狭いほど、われわれは幸福になる。ところがこうした
ものの範囲が広がれば広がるほど、われわれは一層
苦しめられ、不安になってくる。なぜなら範囲の
拡大とともに、不安、欲望、それに恐怖も増すから
である。したがって盲人すらわれわれが思うほどに
は不幸ではない。このことは、彼らの顔つきに表わ
れる柔和なほとんど明るい平静さが証明している。
さらに、人生の後半が前半よりも一層悲しい有様を
示すことも、部分的にはこの法則に基づいている。
・・・
こうした事情によって、われわれをめぐる諸々の
関係をできるだけ単純にし、さらにわれわれの生活
方式を一本調子なものにすることは、それが退屈を
生み出さない限り、われわれを幸せにする。」

panse280
posted at 20:25

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