2009年02月02日

幸福の追求は不幸である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(241)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(33)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--A 一般的なこと--

<幸福の追求は不幸である>
「きわめて不幸にならないための最も確実な手段
は、あまり幸福になるよう求めないことである。」

「幸福に対する貪欲な要求は、それも夢想の度合い
が高まるにつれ、この世のすべてをだいなしにする。」
(「ゲーテとの往復書簡」メルク)

「高い松の木は荒れ狂う風にさらされ
山頂はまず雷撃の的となる。
落城のとき最悪の破壊を受けるのは
高くそびえる塔である。」
(ホラティウス)

「人間の営みにつて、どれもきわめて熱心になる
価値はない」
(「国家」プラトン)


panse280
posted at 20:54

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