2009年02月01日

幸福は単なる夢であり、苦痛が現実である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(240)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(32)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第五章 さまざまな教訓と原則について--
--A 一般的なこと--

<生活の知恵の中で最高の法則>
「理性的な者は、満足ではなく苦痛のないことを
追求する。」
「理性的な者は、満足でなく苦痛のないことを志す。」
(「ニコマコス倫理学」アリストテレス)

「幸福は単なる夢であり、苦痛が現実である」
(ヴォルテール)

「最も幸運に恵まれた者は、精神的なもの、肉体的な
ものをとわず、あまり大きな苦痛なくして生をすごし
た者であって、最も活発な喜びあるいは最大の楽しみ
に恵まれた者ではない。」

「苦痛のない状態に退屈も現れないということになれば、
地上の幸福の大半は達せられる。」

「苦境の里であるこの世を快楽の巷(ちまた)に変え
ようとしたり、可能なかぎり苦痛のない有様の代わり
に、楽しみ、喜びを目標に掲げたりすることは最大の
本末転倒である。それにもかかわらず、大多数の人々
はそのようにしようとしている。」

「愚者は生の楽しみを追い求め、賢者は災いを避ける。」

「賢者があまりにも極端に遠回りのコースをとって
災いを回避し、そのため不必要なほど楽しみを犠牲に
したとしても、彼は本質的には何も失ってはいない。
なぜなら全ての楽しみはあやしげなものであり、楽し
みを味わえることに遅れをとったと悔やむことは、
けちなこと、いや笑うべきことだからである。」


panse280
posted at 19:58

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