2009年01月29日

愛国心

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(237)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(29)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第四章 他人がいかに思うかについて--

<謙譲の美徳>
「謙譲の美徳は、低劣な人々の注目すべき発明で
ある。なぜなら、この美徳に従えば、誰しも自分
について、何でも全ての水準を引きずりおろす
連中の一員であるかのように語らねばならない
からだ。そうなると、そもそも低劣な連中以外の
何者も存在しないというありさまになってしまう。」

<愛国心>
「これに取り憑かれた人は、おのれに誇るべき
個人的長所がないことを暴露する。もし個人的長所
を持っていたなら、その人は決して他の何百万もの
人々にも分け与えられているものにとびつきはしな
いであろう。素晴らしい個人的特質をそなえた人は、
自国民の欠点を常に見てきているために、むしろ
それを最もはっきりと認識するだろう。
・・・
あらゆる国民は他国民をあざ笑うが、それも一理
あることだ。」


panse280
posted at 22:03

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