2009年01月20日

精神の豊かな人は非社交的になる

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(228)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(20)
--Parerga und Paralipomena--

--生活の知恵のためのアフォリズム--
--第二章 人にそなわるものについて--

<幸福への安全な道>
「(精神の愚鈍な人達には)各種各様の社交、気晴らし、
娯楽、贅沢への欲求が発生するが、こうしたことに足を
踏み入れると金ばかりかかって、しまいには不幸になる。
この種の不幸から身を守るためには、内面の冨、精神の
冨ほど安全なものはない。なぜなら、人は精神のすぐれた
冨を身につければつけるほど、退屈する余地が少なく
なってくるからだ。」

<精神の豊かな人は非社交的になる>
「精神の豊かな人はなによりもまず、苦痛のないこと、
ぶざまな姿にならないこと、平穏と閑暇を、つぎに静か
で控え目な、それでいて出来るだけ人に非難されない
ような生活を求める。したがってこうした人は、いわゆる
人間といくらか知り合いになったあとは、世をはなれた
生活を求める。偉大なる精神の持ち主になると孤独を
選ぶようになる。なぜなら、人はおのれに蔵するところが
大きければそれだけますます外から求めるものが少なく
なり、またそれだけ外部の事物は彼を左右することが
できにくくなるからだ。そのために、卓越した精神は
非社交的となる。」

panse280
posted at 20:31

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