2008年12月28日

腹話術師

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(11)」(211)
--「余録と補遺:哲学小品集 第二巻」--(3)
--Parerga und Paralipomena--

--視霊とこれに関連するものについての研究--

「透視ができるほとんど全ての夢遊症患者が、彼らの
意識の座は完全にみぞおちに移り、かっては頭で行わ
れた思考や知覚がいまやみぞおちで展開すると述べて
いる。」

「往時は予言者、透視者ら、それにエンドールの魔女
たちが、いずれも「腹話術師」と名づけられていた。」
(「予知について」ドルーズ)

「普通の夢は覚醒しても記憶の中にしばしば残っている
が、透視のたぐいの場合には、一切記憶にのこらない。」

「夢には二種類の門があり、その一つは無意味な夢が
あらわれる象牙でできた門であり、もう一つは正夢が
あらわれる角でできた門である。」
(「オデュッセイア」ホメロス)

「寓意の夢となるかならないかで二種類の夢を区別し、
後者に神託的な夢という名を与えた。」
(「夢判断)テミドロス--夢についての最古の書物:2世紀)

panse280
posted at 19:18

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