2008年12月25日

個人の運命に宿る意図らしきものについての超越的思弁

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(10)」(208)
--「余録と補遺:哲学小品集 第一巻」--(18)
--Parerga und Paralipomena--

<個人の運命に宿る意図らしきものについての超越的思弁(1)>

「人生を支配するは偶然にあらず。調和と秩序のみ。」
(「エンネアデス」プロティノス)

「運命よ、力をお見せ。私達ではどうにもならぬ。
定めはまぬかれようがない。なるようになるがよい。」
(「十二夜」シェークスピア)

「古代人は詩にせよ散文んいせよ運命の全能を飽くこ
となく強調し、そして運命にたいする人間の無力を指
摘した。いたるところにあるのだが、これはあ彼ら
古代人にしみこんだ確信であり、彼らは事物の関連を
感じとる場合に、はっきりと経験されるものよりも
神秘的な、一層深みのあるものにより強く惹かれた。」
(「死者の対話」19,30ルキアノス、
「歴史」1-91,9-16ヘロドトス)

「われら人間と申すものは、われとわが身が意のごと
く導けるものではない。われらが身を左右する力は
すべて魔の手に委ねてあるのじゃ。その彼らが思う
ままに邪念をふりまわしてわれらの悲運をつくるのじゃ」
(「ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン」5幕ゲーテ)

「人間というものは、自分では自分の生活を導き自分
みずからの舵をとっているつもりだが、そのじつ内心
そのものがあらがうすべもなく自分の宿命のほうへ
誘いよせられてしまうものです。」
(「エグモント」ゲーテ)

「人の道はおのれによらず、かつ歩む人はみずから
その歩みを定むることあたわざるなり」
(「予言者エレミヤ」)

「運命は意欲ある者を導き、意欲なき者を引きずる」
(「道徳書簡」セネカ)

「生誕のときから全ての人に良き霊(ダイモーン)が
人生行路の影の導き手として付き添いとなるものだ。」
(「心の平静について」プルタルコス、
「抜粋」ストバイオス、
「ストロマティス」クレメンス)

panse280
posted at 20:15

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