2008年12月03日
ものを施すことについて
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(9)」(188)
--「倫理学の二つの根本問題」--(13)
--学士院懸賞論文1840--道徳の基礎について--
<ものを施すことについて>
わたしの良心的な答えは、こうである。
「その貧者の運命がそれだけ緩和されるということ、
それ以外には全く何もない。それでは君の役にたたず、
君にとって少しも重要な事でないというのなら、君は、
施しものをしようとしたのではなくて、買い物をしようと
したのだ。とすれば、君は、君の金をだまし取られたのだ。」
<アメリカの奴隷制度>
「一八六0年になお北アメリカで奴隷制度が議論された
さいに、「創世記」のアブラハムもヤコブも奴隷を持って
いたということが引き合いに出されたという事実をよく
考えてみるがよい。」
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(9)」(188)
--「倫理学の二つの根本問題」--(13)
--学士院懸賞論文1840--道徳の基礎について--
<ものを施すことについて>
わたしの良心的な答えは、こうである。
「その貧者の運命がそれだけ緩和されるということ、
それ以外には全く何もない。それでは君の役にたたず、
君にとって少しも重要な事でないというのなら、君は、
施しものをしようとしたのではなくて、買い物をしようと
したのだ。とすれば、君は、君の金をだまし取られたのだ。」
<アメリカの奴隷制度>
「一八六0年になお北アメリカで奴隷制度が議論された
さいに、「創世記」のアブラハムもヤコブも奴隷を持って
いたということが引き合いに出されたという事実をよく
考えてみるがよい。」