2008年11月17日

中江兆民も読んでいたショウペンハウアー

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(173)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(43)


<哲学余話---私の哲学>
「私の哲学は、世界の存在を究極の根底から説明しよう
などという不遜な事を志しているわけではない。
むしろ私の哲学は誰でも近づくことのできる外的経験や
内的経験という事実的なものにとどまり、これらの経験
の真の、最も深い連関を示しこそするが、しかし真に
これらを越えて何か世界の外にある事物とか、これらの
事物と世界との関係とかを探ったり等はしないのである。
したがって私の哲学は、あらゆる可能な経験の彼岸に
あるものを推論するのではなく、外界と自己意識におけ
る所与の事実を単に解釈するだけであり、つまり世界の
本質をこの本質自身における内的な関連にしたがって
理解するだけで満足する。」

(第五十章 哲学余話)

以上で、「意志と表象としての世界(全四巻)」と
その補足を終了

--訳者あとがきより--
中江兆民「道徳学大原論。スコペンハウエル識」という
翻訳あり。

オルテガは語る、「ショーペンハウアーを通じて新カント
派の不毛の論理主義から生の哲学へ転換した」

「悲劇の誕生」に始まるニーチェの全著作はいわば
ニーチェの「ショーペンハウアー論」である。

panse280
posted at 20:23

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字