2008年11月15日

人間を浄化するのは苦悩である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(171)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(41)


<人間を浄化するのは苦悩である>

「悲しみは笑いにまさる。なんとならば、悲しみは心を
改むればなり」
(「伝導の書」第7の3)

「われわれの救いにとってはわれわれの為すことよりも
こうむる苦しみにより多く期待すべきである」

「艱難辛苦もて至福をわれに恵むは汝なることを、
われは知らざるや。戦う気力すでに尽きたるときも、
われ汝の内にあれば天の力わが心を励ますをわれは
覚ゆ。苦痛のわれを刺し貫く時も、そは救いと快癒
をわれにもたらすものにして、魂の死にはあらず」
(「苦痛に寄せる賛歌」ラマルティーヌ)

<老年の悦び>
享楽能力の衰えに従い、錯覚は消え去り、
「一切の現世的財宝は無価値であるという認識がこれ
に代わる。我欲は子供らの愛によって駆逐されて、人
はほどなく消滅するであろう自我よりも他我の中で
生きはじめる。」

(第四十九章 救いの道)

panse280
posted at 19:32

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