輪廻転生
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(7)」(162)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(32)
<輪廻転生>
「輪廻転生説が真実と相違しているのは、次の一点のみで
ある。すなわち、この説は現在すでに存在しているものを
未来に置いているということである。つまり、私の内面の
本質そのものは私の死後はじめて他のものの中に宿ると説く
のであるが、この本質は、本当は、現在すでに他のものの
中にもすでに生きているのである。」
(第四十七章 倫理について)