2008年10月29日
人間の本質自体は個体よりも種属に宿る
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(7)」(154)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(24)
<人間の本質自体は個体よりも種属に宿る>
「恋いをしている男が全心全霊を捧げて自ら選んだ女の
眼付きに執心し、彼女のためにいかなる犠牲を捧げても
あえて悔いないのは何故であるか。
それは、彼女を求めるのは、彼の不滅の部分であり、
なんであれそれ以外のものを求めるのは常に、やがては
滅びゆくべき部分にすぎないからである。
それゆえ特定の女性に向けられた強烈な、いや、熱火の
ごとく燃えさかりさえするあの要求は、われわれの本質
の核心が不壊であること、また種属においてその本質が
永続することに対する直接の担保である。」
(第44章 性愛の形而上学)
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(7)」(154)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(24)
<人間の本質自体は個体よりも種属に宿る>
「恋いをしている男が全心全霊を捧げて自ら選んだ女の
眼付きに執心し、彼女のためにいかなる犠牲を捧げても
あえて悔いないのは何故であるか。
それは、彼女を求めるのは、彼の不滅の部分であり、
なんであれそれ以外のものを求めるのは常に、やがては
滅びゆくべき部分にすぎないからである。
それゆえ特定の女性に向けられた強烈な、いや、熱火の
ごとく燃えさかりさえするあの要求は、われわれの本質
の核心が不壊であること、また種属においてその本質が
永続することに対する直接の担保である。」
(第44章 性愛の形而上学)