2008年10月23日

合コンは霊の瞑想である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(148)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(18)


<種属欠陥補正的結びつき>
・男らしい男性は女らしい女性を求める。

・女性は力の強い男性の方を好む。

・身長の低い男(女)は身長の高い女(男)を好む。

・金髪の者はあくまで黒髪か褐色の髪を要求するが、
黒髪の者が金髪を要求するのは稀である。その理由は
金髪や青い眼自体がすでに一種の変態だかである。

・完璧な男性は時として、決定的に醜い女性に惚れる。

<合コンは霊の瞑想である>
「初めて会う二人の若い男女が互いに相手を観察する
さいのあの深い、無意識な真剣さとか、互いに相手に
向かって投げるあのさぐるような、底の底まで見ぬか
ぬにはおかぬといった視線、また両人の人品骨柄の
あらゆる特徴や部分が受けねばならぬ入念な検査など
には或る全く独特なものがある。すなわち、この探求
や検査は、彼ら両人によって可能な個体とこの個体の
もろもろの性質の組み合わせとについてなされる種属
の霊の瞑想なのである。」

(第44章 性愛の形而上学)

panse280
posted at 20:05

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