2008年10月22日

娘のお稽古事

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(147)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(17)


<娘のお稽古事の意味--結婚への道>
「結婚の目的は、才気煥発の会話ではなくて、子供を
生むことである。それは、心と心の結びつきであって、
頭と頭の結びつきではない。
女性が男性の精神にほれこんだなどと言い張るのは、
根も葉もない笑止千万な嘘っぱちか、さもなければ、
変質が昂じたものである。
ところが男性は、本能的な恋愛を女性の性格上の特質
によって決めたりはしない。だからこそ、実に多くの
ソクラテスが彼らのクサンティッペを見出したので
あって、例えば、シェークスピア、アルブレヒト・
デューラー、バイロン等々みなしかりである。
しかしこの場合女性の知的な特質は選択に影響する。
それが母親から遺伝するからである。しかしこの知的
な特質の影響よりも断然優勢なのは、肉体美の影響で
ある。このほうがより本質的な点でいっそう端的に作用
するからである。
ところで、母親が娘を男性にとって魅力のあるものに
するために、彼女たちに美術や語学等々を習得させるの
も、かの知的な特質が男性に与える影響を感得してい
るか、あるいは経験しているためになされることである。」

(第44章 性愛の形而上学)

panse280
posted at 20:46

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字