2008年10月19日

男の選択

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(144)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(14)

<男の選択:一に年齢、二に健康、三に骨格、四に肉付き>
「<年齢>・・・われわれの選択と好みを導く最も重要な
顧慮は年齢である。・・・十八から二十八才までの時期が
断然優先する。

女性はこの年齢から外れると、われわれに魅力を感じさせない。
・・・
年が若ければ美しくなくても常に魅力がある。美しくても
若さがなければ魅力はない。この場合われわれを無意識
に導いている意図は明らかに生殖一般の可能性である。
それゆえどの個体も、生殖、あるいは受胎可能な時期から
離れるにしたがって、異性にたいする魅力を失う。」

<健康>・・・子供への遺伝の心配。

<骨格>・・・畸形(きけい)ほどわれわれを嫌悪させるもの
はない。・・・鼻は少々上向きか下向きかで生涯の幸福を
決められた例は数多い。

<肉付き>・・・肉付きの豊かかな女性は胎児に豊富な栄養
を約束するから、魅力的であるが、ひどく痩せている場合わ
れわれは非常に不快に感じる。

「ところが肥満しすぎた女性はわれわれに嫌悪を感じ
させる。その理由は、こういう体質は子宮の萎縮を、
すなわち不妊を暗示するからである。これは、頭でわかる
のではなくて本能でわかる。容貌の美しさを顧慮するのは、
最後になってからのことである。」

(第44章 性愛の形而上学)

panse280
posted at 19:43

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