2008年10月13日

性愛の形而上学

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(7)」(138)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第四巻補足--(8)


<性愛の形而上学>
文学は性愛で成り立っている、といってもいいが
哲学者は何故か、これを論じない。

「だから私にはおよそ先輩などというものは、利用する
価値もなければ、反駁する価値もない。」

この問題を今までに最も多く論じた者はプラトンで
(「饗宴」「パイドロス」など)あるが、それらは
神話や寓話、洒落にとどまり、大部分は男色を扱って
いる。
ルソーの「不平等起源論」もこのテーマを少し扱って
いるが間違いであり不十分である。
カントは「美と崇高の感情について」において論じて
いるが表面的で、事実にうとく不正確である。
スピノザの「エティカ」における定義は素朴でお笑い
ぐさに引用するだけの価値はある。たとえば、「愛と
は、外的な原因をともなっている一種の快感である」。


(第44章 性愛の形而上学)

panse280
posted at 18:56

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