2008年09月22日

知性は、事物の本質を把握することが出来ない

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(6)」(117)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第三巻補足--(10)


<知性は、事物の本質を把握することが出来ない>
「知性の根である意志は、知性の行為で意志の目的以外に
向けられたものに対してはことごとく反抗する。したがって
知性が外界の純粋に客観的で深遠な把握をなしうるのは、
知性がおのれ自身のこの根から少なくとも暫くの間解き放さ
れた時のみである。」

「知性が意欲を去り、客観の上に自由に漂遊し、意志に駆り
たてられる事なく、しかも活発に活動するとき、この時に
いたってはじめて世界は、その真の色彩と形態、その余す
ところなき真の意義において立ち現れることができるので
ある。
勿論この事は、知性の本性と使命に反し、それゆえいわば
自然に反する。したがってきわめて稀ではある。しかし
まさにこの点にこそ天才の本質がある。」

(第31章 天才について)

panse280
posted at 20:25

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