2008年09月18日
天才の素質
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(6)」(114)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第三巻補足--(7)
<天才の素質>
「あらゆる傑作、あらゆる偉大な、あるいは深遠な思想
の核心は、あくまで客観的である直観に存する。しかし
このような直観は、意志の完全な沈黙をあくまでその条件
としており、この沈黙によって人間は、その後はもっぱら
認識の純粋な主観として存在する。この状態が支配するの
に適した天賦の素質が、まさに天才なのである。」
<全ては、それがわれわれと無関係である間だけ美しい>
「満月の眺めがあのようにいとも恵み深く心をなごませ
高めるように感ぜられるのは何故であろうか。それは、
月が観賞の対象であって、欲望の対象では決してないか
らである。」
(第30章、純粋な認識主観について)
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(6)」(114)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第三巻補足--(7)
<天才の素質>
「あらゆる傑作、あらゆる偉大な、あるいは深遠な思想
の核心は、あくまで客観的である直観に存する。しかし
このような直観は、意志の完全な沈黙をあくまでその条件
としており、この沈黙によって人間は、その後はもっぱら
認識の純粋な主観として存在する。この状態が支配するの
に適した天賦の素質が、まさに天才なのである。」
<全ては、それがわれわれと無関係である間だけ美しい>
「満月の眺めがあのようにいとも恵み深く心をなごませ
高めるように感ぜられるのは何故であろうか。それは、
月が観賞の対象であって、欲望の対象では決してないか
らである。」
(第30章、純粋な認識主観について)